ポール・グリーングラスの元祖!
ってかポール監督のお気に入りなんですね。
目の前でおきてますよ的ドキュメンタリータッチというやつはここからパクってるのか。
アルジェリアの独立紛争を淡々とテロを中心に描いた本作。
昔の映画なんで組織の秘密の部屋で延々と語り合う芝居が多いのかと思ったら、そうでない。
エンタメ度低いがドンパチ、ドッカーンがまるで目撃するような生々しさで結構ある。
誤魔化さずにしっかり見せるという硬派な感じが緊張感をしいる。
爆弾テロのシーンはヒッチコックを軽く凌ぐ。
堅物映画と思わせて時制のいじくり構成もあって身軽なところも。
物語はフランス軍との攻防のみとシンプルながら、底知れぬ怒りのようなものもぶっきらぼうに語っている。
ヴェネツィア映画祭おお揉めのエピソードも納得の衝撃作。