このレビューはネタバレを含みます
原作読んでません。
三重に数年住んでいたので伊賀忍者と聞いて気になったのと、プロモーションにやられて観ました。
知念さんの性格やグループでのポジションは知らないけど、可愛らしい幼い顔立ちなので、織田信雄に知念侑李さん?まじで?と思ったけど、映画を観て納得してしまった。
信雄は、"自分が間違っていた。すまない"と言えるのがかっこいいなと思った。
大膳は惚れた。めちゃくちゃかっこいい。もちろんお顔立ちもかっこいいが、男気がすごい。大膳のシーンは総じて良かった。戦に加わると決めてから、一番最初に大声をあげるのがかっこいいな、と。普通あそこまで反対していて、できる?そんなこと。
正直、織田軍に感情移入する前半だったな。
お国はめちゃくちゃ誇り高き人。
"物乞いになれと?""逃げる?"侍になれ"
北畠凛が不憫でならん。
"それ(弟が死んだこと)がどうした""弱い奴は死ぬ""(命に代えての願いなんて)わかってたまるか。"
↓
甲斐の企てを聞く、平兵衛との一騎打ち
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"かわいそうに。(これで人として死ねる)わかった。もう怒るな。"
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甲斐を殺す
企てを聞いた時に、"何とも思わん"と言っていたけど、いままでの境遇に疑問を抱いて戦っている平兵衛と対峙することで、一騎打ちの間に感情が戻ったのかな。
一騎打ちのシーンでめちゃくちゃ明るい音楽が流れて、え?って思ったけど、その表現かな。
父親に金に換えられたという境遇が同じ平兵衛に心を動かされたのかな。
いままで、忍びとして、感情を捨てないと生きていけなかった無門は本当の感情を取り戻したのかな。
ラストはなんか、もうちょっと、なあ。素朴でいいのかもしれないけど、あっけなかったな。お国の死を超えた何かが待っていると思ったら、なんか、いや、そこまでは予想してましたがな。みたいな。ストーリーの点では好みが分かれそう。
正直予想通りの展開だな。
コメディ色が予想以上に強かった。
満島さんは予想以上に早く死んだ。
大野さんのサイコっぽい表情が良かった。コメディちっくな顔も上手。
主要キャストの人中短すぎ。
知念くんは目を開けるシーンが美しすぎ。
伊勢谷さんかっこいいなあ。
鈴木亮平さんもぴったりだな、と思った。
ストーリーの終わりが好みならば、俳優さん方もコミカルさシリアスさもちょうどよくていいかもなあ。