初日7/1に鑑賞。原作の類は一切みていない。
想像した内容と違ったが悪くない作品。
嵐の大野くん主演だから、あるいは主題歌が嵐だから見る!という人も多いのかもしれないが
自分は嵐はどちらかというと好きだが、嵐が主演なので見るか迷って、歴史ものを見たかったので結局見た映画。
話はほとんどステレオタイプな忍びの国のお国事情であり織田家についてきちんと語る部分はないに等しい。
知念扮する小田信雄の情けない感じは史実に近いが見所はなく、
むしろ序盤の北畠具教のくだりは良かったのでつかみは良好、という感じ。
全体を通し伊勢谷友介が扮する日置大膳がかっこよい。
彼は朱の具足でよいので侍としてもっと活躍してほしかったが、
戦国BASARAのようなCG感のある世界観にのまれてもったいなかった気がする。
また上忍についても十二家評定衆が、頭は良いが下衆な存在であり、そこが残念ではある。
実際の暗殺者としての忍びはあのような姿でも道具もおかしいだろうし、
そこは一般的なイメージの忍者然でよいのだが、ならば、お金どうこうという部分はイメージと異なる。
だがそれこそが本作の面白いところのようで、連番をした人はそこを評価していた。
他にはどんな門も開けてしまう設定がぜんぜん活きていないところ。
妻を救うとかなんでも使えた気がする。そしてラストが少し悲しい。
全体としてユーモラスで、曲もオーシャンズシリーズのようなjazzyで潜入感がある。
でも、ライトな作品ではあるので、若い人向けだと思う。