FutosiSaito

忍びの国のFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

忍びの国(2017年製作の映画)
2.7
 ギャグかシリアスか徹底していない忍者もの。
 もはやギャグでしかないような、制作者側がまじめに作っているつもりの映画は数あれど、これはそれとも違う。
 「虎狼の族」(ころうのやから)である、人を人とは思わない野蛮な群れである忍者は死をも厭わない。
 その残忍さも含めて、今で言えばテロリストが近いと思うのだが、ここではコミカルに描いている。
 そこがせつない。
 やりきれないのではなく、情けないのだ。
 コミカルな時代劇なら『超高速 参勤交代』という好例もある。
 『真田十勇士』も、松阪桃李の起用法といい、なんだかわからなかった。 うーむ、せつないなあ、忍者もの映画は。
 
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