「戦争は女の顔をしていない」って本があるけど、まさに戦争映画で描かれないサイドの、女ばっかりの映画。戦闘地域で必死に「日常」を送ろうとする人々。
美容室で順番を待ちながらおしゃべりをする、結婚式の準備をする人、離婚調停中の人、出産間近の人。
出産したらなかなか美容室来れないとか、来る理由は世界どこも変わらないのに、戦闘地域だからドローンでテレビの電波が悪いとか、すぐ停電するとか、実際に銃撃戦が始まるとかが異常だけど、彼女たちにとっては日常。
ドラッグに手を出し、破天荒な振る舞いをしている、明るい人なのかと思えば、戦闘から帰ってきた夫に「気まぐれに」暴力を振るわれていたりする。(夫もPTSDかもしれないけど、カウンセラーもいないし夫婦間のことに警察も来てくれなさそう)
気を紛らわすために「私が大統領だったら…」って話、冗談じゃなくて、女子どものことを第一に考えるの、ほんとは女なんじゃ。って思う。アフリカで食料とかを男に配ると女子どもに行き渡らなくてずっと栄養状態が悪いけど、女の人に配るとちゃんと赤ちゃんとか弱い人とか子どもにも行き渡るらしい。北欧の女性トップとか、オーストラリアのアーダーン首相とかみてると特に。
イスラエル問題も女性に任せたら「まあとりあえず戦闘やめましょう」ってなるだろうけど、美容室でやっとヒジャブを取れる自由度だからな…。。