古庄俊生

アリータ:バトル・エンジェルの古庄俊生のレビュー・感想・評価

3.0
初めて原作を読んだのが、たしか小学生の時だったか。それまで読んできた少年漫画とは一線を画すもので、かなり衝撃を受けたことを覚えている。
何度も読み返した大好きな漫画作品のひとつ。

仕方ないのかもしれないが、原作ファンとしてはコレジャナイ感が強い。

ハリウッドものにしては、改変は少ない方だと思う。ただ、ちょいちょい違うし、何よりも綺麗すぎる。

銃夢の荒廃して陰湿な空気感というか、クズ鉄町のディストピア感がない。
あれ、意外と暮らしていけるんじゃないか?ってくらいに綺麗。いや、絶対住みたくはないけど。

あと、マカクがなんか覚えきれない名前になってたな…グリュシカだっけ?
こちらも気持ち悪さが大幅に減ってインパクトが少ない感じ。

そういう感じなので、映像としてはとても綺麗。映像技術的には素晴らしい。

何を重視するかで、大きく評価が変わる映画だと思う。

完全に続編ありきだけど、あのノヴァの描き方はやめて欲しい。
ノヴァはプリンが大好きな狂人でないと。
あんなクールな感じに仕上げちゃダサいよ。
古庄俊生

古庄俊生