エイデン

メイズ・ランナー:最期の迷宮のエイデンのネタバレレビュー・内容・結末

-

このレビューはネタバレを含みます

太陽の暴走と、人間を“クランク”という怪物に変えてしまう“フレア・ウイルス”により崩壊した世界を、強行的な手段で復興させようとしている組織“WCKD(ウィキッド)”
彼らと対立する元WCKDの青年トーマスは、ヴィンス率いるWCKDに敵対する組織“R.A.(ライト・アーム)”と協力していた
WCKDはフレア・ウイルスの抗体を持つ子ども達を犠牲に治療薬の精製を画策しており、トーマスは彼らに狙われながらも捕らえられた仲間を救うべく、ライト・アームと共に子ども達を運ぶ列車を襲う
何とか護送用の貨車を奪うことに成功したトーマス、ヴィンス、ニュート、フライパン、ブレンダ、ホルヘらは、捕らえられていた仲間のエリスら多くの子ども達を解放するが、共にWCKDの“迷路(メイズ)”を攻略した親友ミンホの姿は無く愕然とする
エリスによればミンホは列車に乗っていたものの、別の貨車に乗っていたのだと言う
ミンホは線路の先にあるWCKDの巨大施設にいると推測したトーマスは、すぐさま新たなチームで救出に向かうことを進言するが、ヴィンスは大所帯になった今では危険なため、計画通り2日後に船で新天地へ逃げることを勧める
そこへホルヘが現れ、ミンホのいる場所が“最後の都市(ラスト・シティ)”と呼ばれる場所で、WCKDの本拠地がある危険な場所だと説明
ヴィンスとホルヘのもっともな意見に、トーマスも思わず口をつぐんでしまう
更にWCKDの手はすぐそこまで迫ってきており、今のアジトもいつ見つかるかわからない
しかし決意を固くするトーマスは、深夜に1人ミンホを救うためにアジトを発とうとするが、ニュートとフライパンも共に仲間を救うと協力を申し出る
その途中 ブレンダとホルヘも合流し、一行は改めてラスト・シティへと向かう
一方 ラスト・シティでは、WCKDの最高責任者ペイジ博士と、共に迷路を攻略しながらも仲間を裏切ってしまった元WCKDの少女テレサが実験の最終段階に向けて動き出していた



『メイズ・ランナー』シリーズ3作目にして最終作

トーマスらは遂にメイズを作った巨大組織WCKDとの最終決戦へ
明らかに悪そうな名前してるWCKDにさらわれた仲間を救うべく、逃走劇から戦いへと一転
数々の因縁に終止符を打っていく

WCKD側へと寝返ってしまったテレサと囚われの身となったミンホら仲間達を巡り、WCKDとの対立をメインとした作品
ラスト・シティへの潜入はじめアクションも磨きがかかり、テレサや仲間達との人間ドラマも充実
シリーズの最終作らしく、少年漫画のような熱い展開も多いけど、容赦もちゃんと無いので個人的には展開は意外だったりした

その辺りが受け入れられるかはかなり肝だし、そもそも当初の謎に包まれたサバイバル劇『メイズ・ランナー』からはかけ離れた物語になってるので、人によって好き嫌いは分かれると思う
それでもシリーズのファンとしてはまとまったオチが用意されてるので、シリーズ通して観ましょう
エイデン

エイデン