命懸けで難攻不落の迷宮に挑むSFサスペンス三部作の最終作。
攫われた仲間を救うため、高い壁に守られた敵の本拠地への潜入を目指す今作は、迷宮からの脱出を目指した第1作目とは真逆の状況で、「いよいよ物語も終盤なんだなー」という気配がして感慨深かった。
最後までトーマス(主人公)を信頼して付いてきてくれる仲間たちの姿には胸が熱くなったし、特にニュートとの友情には感動してしまった。あの手紙を書いてる時のニュートの心情を思うと泣けてくるわ。
そして「ヒロインが2人いる状況だけど、どうやって決着つけるんだろう?」と心配してたら、やっぱりそういう展開になるのね…。予想はしてたけどちょっと寂しい。
ラストは「これからの展開は皆さまのご想像にお任せします」的な感じだったけど、テレサとニュートのことを思うと、トーマスは絶対に行動するような気がする(願望)。