Nob

メイズ・ランナー:最期の迷宮のNobのレビュー・感想・評価

3.5
メイズ・ランナー3作目にして完結編。

さすが最終章だけあって、これまで以上に大きなスケールでアクションが描かれ、主人公たちの人間としての尊厳と人類の存亡を賭けた戦いの全貌に、観ていてハラハラさせられる。そんな中でも際立つのが「友情の持つ強さ」に他ならない。共に巨大迷路から脱出した無二の親友を救い出すために、自らの危険を顧みずに飛び込んでいく主人公たちの姿に胸が熱くなる。

シリーズを通してご都合主義な展開が目に付きつつも、様々な考え方の人々が交錯する立体的な構造の作品で、人類の行く末についての問題提起にもなっていたのが見事。中々の傑作だった。
Nob

Nob