美しいにもほどがあるだろう。
とにかく全編を通して素敵。
心踊る音楽、イキイキとした歌と、キャストのダンス・パフォーマンス。
ミュージカルなのは言わずもがな、普通の台詞のシーンもリズムよくて、体を揺らしながら聴いてしまう心地よさだったり。
衣装もカラフルで、正直、画面のどこを見てても溜め息しか出ませんね。
なにより主演のエミリー・ブラントの格好良さ!
スーツの着こなし、歩き方や、ふとした仕草……。
シャープでミステリアス、皮肉屋で、でもチャーミングで優しいメリー・ポピンズを見事に実現していて目が釘付けです。
個人的には「プラダを着た悪魔」以来、最高のエミリー・ブラントでした!
あとは、個人的には敵のコリン・ファースが楽しかった。
やっぱり優れた俳優は優れた声優でもあるのね、アニメパートでのハッチャケ具合がとても好きです。
テーマとしては正直、「プーと大人になった僕」と丸かぶり。
それでも「このネタ、こないだもやったしなぁ」と引かないディズニーさんの男気に惚れちゃう。
まぁ「プー」が、「閉ざされた目が開かれる」みたいな芝居的手法で表現していたのに対し、「ポピンズ」はファンタジー表現に振ってるので、カラーは全然ちがうのだけれど。
私はねぇ、どっちも好きですよ!
いやぁ幸せ一杯。
もっかいくらい行くかも知れません。
でも、この時期って賞レースに食い込んだ映画が続々、公開されるから忙しいのよね。
悩んじゃう