滝和也

宇宙戦艦ヤマト2199 第一章「遥かなる旅立ち」の滝和也のレビュー・感想・評価

3.5
ヤマトか…なにもかもが懐かしい…

とは言え、私はヤマト世代ではない。
だが全ての作品を見ている。リブート開始発表から楽しみにしていたが、これほどとは。良い部分は全て残した上荒かった作画は全て美しく、特にメカ描写は素晴らしい。またシナリオはよりリアルに。戦闘シーンのセリフが堪らない。今回は地球最後の艦隊とガミラス艦隊の火星沖会戦は美しい。駆逐艦ゆきかぜの奮戦。爽やかな軍歌を口ずさみながら、沖田の旗艦霧島を逃がすためしんがりを努め、突っ込んでいくその姿。古代守その人だ。ある意味ヤマトの影のキーマン。音楽も旧作を上手く使いながら、リニューアルされている。出渕監督のヤマトへの愛情とリスペクトを感じる傑作。旧作ファンも、初めて見る方にもオススメできる作品です。あっ!ちなみにヤマトはイスカンダルに発進、抜錨。16万4000光年の旅に向かいます。

実際の駆逐艦ゆきかぜは連合艦隊でも最後まで生き残った名鑑であり、確か沖縄沖会戦も大和艦隊の一員。そこから旧作でも古代守の艦として登場。
滝和也

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