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手紙は憶えているのxavierのレビュー・感想・評価

手紙は憶えている(2015年製作の映画)
4.5
年老いた男に残された使命−それは家族を殺したナチスへの復讐だった…
90歳のゼヴは妻ルースを亡くしたことさえ忘れるほど物忘れが酷くなっていた。ある日、彼に友人マックスが1通の手紙を託し家族を殺したナチス親衛隊オト・ヴァリッシュへの復讐を依頼する。自分と同じくアウシュビッツ強制収容所の生き残りで体が不自由なマックスの為に、ゼヴは単身で復讐を果たそうとするのだが…
ストーリーはこんな感じ
タイムラインで話題になっていたので再鑑賞してみました。
作品の結末は、どうなるかは知っているので今回は、そこに至るまでの伏線に気をつけながら観てみました。
結構、上手く張ってるよね。
普通ならサッーと流れてしまうシーンにさり気なく入っているのが凄い!
ある店でのあるシーンでは、ハッと気づくところはハッキリと解るし、降りた駅のシーンでは、気づくか気づかないかぐらいのものまで張られてたしね

後は言葉!
アガサ・クリスティの小説なんかでは
ホント普通の文章の中に決定的なヒントが書かれてるんだけど、この作品の中でも何気ない会話のシーンにヒントが隠されてたしね。
ラストの展開は大体予想は出来ると思いますが、その裏に隠された真実の方がゾォーとしたかな。

これ以上書くとネタバレしそうなのでこれぐらいにしときます。
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