風来坊

警察署長ジェッシイ・ストーン 4番目の真実の風来坊のレビュー・感想・評価

3.5
ロバート・B・パーカーのベストセラーハードボイルド小説を原作にした人気シリーズ9作目。ベテラン警察署長ジェッシイ・ストーンが自身の内面的な問題を抱えながら、凶悪な未解決事件の捜査に挑む。

米国ではテレビ映画として製作。日本で言うなら2時間ドラマでしょうか。やはり低予算で製作された事が画面上から分かってしまい派手さも無く地味。しかしハードボイルド物としては静かにジワリジワリと犯人に迫って行くのは良いと思う。

トム・セレック自身が原作のファンでジェッシイ・ストーン役を熱望したという事もあって熱の入りようが違って見えます。9作目という事もあって安定感もあります。ストーリーは結構一直線であまり捻りもなく驚きは感じませんでした。犬が登場したのはシリーズファンとしては最高の演出です。やっぱりジェッシイ・ストーンには酒と犬が似合う。常に哀愁漂う雰囲気はシリーズのファンとして十分に楽しめました。
風来坊

風来坊