matsu

世界にひとつの金メダルのmatsuのレビュー・感想・評価

世界にひとつの金メダル(2013年製作の映画)
3.9
2013年フランス映画

オリンピックの馬術競技の実話映画

地味ですが感動的な良作映画でした

ギヨーム・カネが主演、父親役でダニエル・オートゥイユ、のちの「夜明けの祈り」主演のルー・ドゥ・ラージュなどが出演

特にキーパーソンの脇役ルー・ドゥ・ラージュがいい感じでした


馬術競技の大会方法やルールなどについてこの映画見て勉強になった

お馬さん好きなので競馬映画ではないが十分に楽しめた


※ネタバレ含みます

幼少期から馬術(障害飛越競技)の英才教育を受けてきたピエール・デュラン

一時は弁護士の職に就き競技から遠ざかったが、馬術競技が心底好きな自分に気づきオリンピックを目指す

ジャップルーという気性が荒く小柄だが跳躍力で潜在能力の高い馬と出会う

デュランもジャップルーも能力は高いがイマイチそれを発揮しきれずにいた

何とか国内大会で活躍できてオリンピック・フランス代表に選ばれる

1度目のオリンピックではデュランの精神面の甘さが出てメダル獲得寸前で大きなミスをして敗退

プライドが高く周りの人たちや代表監督に激しく怒りをぶつけたり、馬の世話を一切しないなどの自分の甘い部分に徹底的に向き合いデュランは成長していく

2度目の五輪となるソウル・オリンピックでは人馬共に技量面・精神面で充実期を迎えた状態で出場しジャップルー&デュランのコンビは金メダルを獲得する

ベタですが、やはり困難を乗り越えてのオリンピックでの大活躍はスカッとしますし意外とエキサイティングでした

非常に見応えのある良作映画でした
matsu

matsu