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キセキ あの日のソビトのニジムのレビュー・感想・評価

キセキ あの日のソビト(2017年製作の映画)
2.0
これは誰向けの作品なんだろうか?
GReeeNのファンクラブが対象であれば、も少し楽しく受容されるんではないかと思います。
まず、GReeeeNって福島の大学の歯学部(学校も知ってるけど、でもって地元の人々は当然知ってる(歯学部といえばあそこしか)し、なんでぼやかしてるのか不明)のメンバーから成ってるはずだけれど、色々付帯事項を少なくするためなのか、首都圏の設定になっている。更に、アレンジャー(今はそれ以上なのかな?)のJINがメンバーの兄で、GReeeeNはただの背景で、JINの物語になっている。それで物語の厚みを期待したいたのだろうけれども、弟のバンドの売り込みについてなどの葛藤も無くて、まあ兄弟仲のよろしいこと、と素直に受け止めればそうなのかも知れないけれども、なんだかあっさりしすぎていて嘘くさいです。歯科医と音楽の間の心の揺れや、どうして両立する決心をしたのかも書き込みが圧倒的に足りない。
まだ現役のアーティストだからあまり突っ込んだことは描けないのかも知れないけれども、だったらもっと後、解散したとか歯科医はリタイアメントしたとか、そういうところで後日談としてもう一度作ってほしい。

GReeeeNの「e」の数はメンバー数から、デザインは歯科医の由来から歯並びのイメージというのは初めて知ったので、よかったのはそのくらいかな。
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