福福吉吉

哭声 コクソンの福福吉吉のネタバレレビュー・内容・結末

哭声 コクソン(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

田舎の村、谷城(コクソン)で村人が家族を惨殺する事件が連続して発生した。村では山中で暮らす謎の日本人が関わっているのでないかと噂される。捜査にあたる警察官のジョングは、娘ヒョジンの異変に気付き、その日本人の家に訪れたところ、その家にヒョジンの靴を見つけ、その日本人への疑いを強める。ヒョジンが容態が悪化し、ジョングはヒョジンを助けるため、謎の日本人を追い詰めるが...。

ストーリーを理解できているのか自信がないが、映画の描写をうのみにすると謎の日本人が悪魔で、祈祷師イルグァンが謎の日本人とグルで、最後に出てきた謎の女性が味方なのかな。しかし、終盤、急に現れた感のある謎の女性が味方である根拠もない。また、イルグァンが謎の日本人とグルだとすると、イルグァンが謎の日本人を抹殺するための儀式を行ったとき、謎の日本人が苦しんでいたのはなぜか疑問が残る。ヒョジンの身体に現れた発疹はなんなのか。
多くの疑問が残るけれども、最初から最後まで集中して楽しめた。ジョングが状況に翻弄され、謎の日本人を疑い、祈祷師の儀式も取りやめ、謎の女性の助言も信じなかった結果、悲惨な最後を迎える結末は予想のつかないものだった。ジョングの選択が全て間違っていたということなのだろうか。考えることが尽きない映画だった。
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