メタファーに富んだ作品。
どこを取るかは観客次第のようです。
村社会にいる余所者。余所者への偏見や排除したがる構図も見てとれます。
それはキリスト教の成り立ちとも通づるものである、とも言える。
悪魔は誰か?
それは立ち位置で変わる。
そもそも、悪魔はいたのだろうか?
冒頭の部分と、岩穴の助祭とのシーンで、解る。
國村氏の演技がなんとも言えない程の素晴らしさ。
彼を起用した事に拍手、です。
日本公開でカットされたというエンドシーン。それをどう捉えるかも、面白い。
わたしは、彼らは新しく仲間になり、次の土地へ流れていったのだ、と捉える事にしました。