ヘソの曲り角

あの手この手のヘソの曲り角のレビュー・感想・評価

あの手この手(1952年製作の映画)
4.8
久我美子の役がくそうぜーのを除けば、というか彼女が引っかき回さないと意味がないんだけど、にしたってカスなのでイライラするんだが、それを除けばめちゃくちゃ好き。こういうのを見るとすげー安心する。このふたりだから成立してる、ふたりが納得してるからそれでいい、っていう良好な関係の映画が大好きです。市川崑は好きなんだけどそれ以上に和田夏十が大好きかもしれない。森雅之で一番好きな役。そういえば森雅之の家に久我美子が転がり込んでくる話、川島雄三『女であること』もそうだな。