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デリリウム 迷宮の館
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『デリリウム 迷宮の館』に投稿された感想・評価

幽斎

幽斎の感想・評価

3.8
皆大好きBlumhouse Productionsが新たなパートナーと組んで製作するワンシチュエーション・スリラー。日本での配信が無いので、Universal PicturesのTVODで鑑賞。日本語字幕で確認してないので、トランスレーティングに齟齬が有る点はご容赦を。【追記】その後日本でもDVDレンタルが開始された、何だよ(笑)。

新作映画をメジャーがVODスルーするのは極めて異例。ハリウッドと劇場の間では「シアトリカル・ウィンドウ」公開から二次使用まで3ヵ月空ける紳士協定が有るが、ソレを破ったとして世界最大のシネコンチェーンAMCが、ユニバーサルをボイコット。COVIDでパンドラの箱を空けた一連の流れは、配信収益の一部を映画館に還元する条件で折り合いが付いた。Netflixユーザーが想定以上に脱獄したのも、メジャーの配信強化が原因。劇場と配信が共存できるのか?。アニメとアイドルしかない邦画も他人事では無い。

新作と言っても北米で配信されたのが2018年5月。本作はLeonardo DiCaprioが主宰する「Appian Way」とJason Blumが締結した新たなプロジェクト作品。レオ様は師匠であるMartin Scorsese監督の勧めで、創りたい作品を自分で作る事を決断。「ウルフ・オブ・ウォールストリート」実を結んだ。スリラーで言えばレビュー済「エスター」も製作。私的には「シャッター・アイランド」素晴らしいスリラーと手放しで褒めたい。

スリラーにも見る目が有るレオ様が選んだのがThe Black List。映画化されてない脚本を製作側とマッチングするプロジェクトで「HOME」と言うAdam Allecaの書いた脚本に着目。彼は「ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト」映画デビュー。傑作ホラー「鮮血の美学」リメイクだが、レオ様が「誰が監督に適任か?」と聞くとBlumが「そのままラスト・ハウスの監督で良いじゃん」適当な返事をするから、こんな仕上がりに(笑)。せめて前作「+1プラスワン」観て決めて欲しかった。完成後「Delirium」改題された。

「Delirium」直訳すると譫妄だが、医学的には意識混濁、認知機能障害を指す。MDASと言うアセスメントで10項目の評価で診断。カンの良い方ならタイトルを聞いただけでオチが読めそうだが、ド定番のプロットで本筋の幹は弄りようが無いので、枝葉に腐心した事が伺える。豪邸で30日間暮らす為の仮出所。逃亡防止の為に屋敷を出た瞬間に通報される足枷システム。精神病は基本的に完治しないので、再発を患者が疑う事はよく有る。故に自分は正常だと言うロジックが働くが、兄も刑務所暮らしで、豪邸を相続する設定もミスリード。知らなかった隠し部屋、マジックミラー、2重に為った部屋の廊下の覗き穴、トラップだけは充実してる。

【ネタバレ】物語の核心に触れる考察へ移ります。自己責任でご覧下さい【閲覧注意!】

精神病患者が自分が精神疾患だと認識してる時点で精神病ではない(ややこしい(笑)。自分が短気だと自覚が有るのに煽り運転をするのは只のアホ。豪邸で色々なクエスチョンが拡張されるのは、スリラーの常套句で目新しいモノでも無い。幻覚の束縛から逃れられないので、デリバリーのお姉さんと親しく成るとか、付き添いの女性刑事に相談する内、セックスのアプローチと勘違いするとか、観客が再生を止め無い工夫は凝らされてる。

プロットが定石過ぎて既視感も災いして、スリラーな展開に持ち込めないのは、監督の技量不足。ブラックリストの脚本だけに、あの人の登場には驚いたが、意図して作られたトラップも、見せ方の問題で観客が容易に先読み出来るので「精神崩壊の理由は実は〇〇!」ドヤ顔で言われても「ソレ他でも見た事有るし!」ダメ出しを喰らうのが必定。

ミステリー的に言えば信頼できない語り手で、唐突に登場する兄の存在が全てをダメにするが、出ないと物語が進展しない悪循環。前半のミステリアスが割と良かっただけに、観客の期待値を上げといて結果的に下げてしまうのは、戦国時代で言えば「策士策に溺れる」。意外にも北米のレビューは高評価、私のセンテンスに狂いが生じたのかとイギリスの評価を見れば酷評の嵐。ですよね、此の落差はナニ?(笑)。

ディフェクトな理由は真相が明らかに為っても謎が全く解明されず放置プレーで雰囲気に逃げてる。息子2人が罪を犯して一家がブッ壊れた事と本作の関係性。親父が母親を監禁して生かした理由、挙句に自殺する理由、やっぱりDVDをレンタルして見直そうかと一瞬でも考えた自分が恥ずかしい。だって、全然説明してないじゃん。(笑)。

レオ様プロデュースで、噂ではBlumと10本の契約を結んだらしいが、後続が現れない所を見ると雲散霧消?。ハリウッド・スターPatricia Clarksonはレオ様と「シヤッター・アイランド」共演してる仲で友情出演。Topher Graceもレビュー済「ブラック・クランズマン」悪くないけど、本作の出色はGenesis Rodriguezで決まりだろう。彼女目当てで観ても期待は裏切らない、かも。

丁寧に創られたB級サイコ・スリラー。レオ様次回はパンチの効いた奴、お願いします!(笑)。
精神病院に入院していたトムは退院し、父親から相続した屋敷に30日間住むことに。次第に、物音や幻聴に悩まされる事になり…

思ったより怖かったです😱

要はまぁ、ポルターガイスト的な現象が起こるんですけど、一個一個が普通に怖かったですね。
誰もいないのに足音がするのとかに弱いんです僕…

お話も、ちょっとしたひねりがあって楽しめました。

ホラー映画のザ・ボーイとか好きなら楽しめると思います。
最近よく見掛ける家でドタバタするサイコスリラー映画。前半とにかくスローテンポ。何か奇妙なことが起きている!これは幻覚か?現実か?みたいな感じ。退屈すぎて睡魔に襲われた。最終的にチョコとコーヒーの力を借りて何とか完走しました。

残り20分くらいから盛り上がった。この辺は楽しく観れました。よくあるタイプの映画なので、中盤に捻りや山場が1つほしかったな。そしたらチョコとコーヒーは犠牲にならなかったのに…。

目新しい映画ではないけど、このジャンルが好みの人はチョコとコーヒーに頼らなくとも大丈夫かと。余談ですが映画好きの皆様は鑑賞中に睡魔に襲われたらどう対処しているのでしょうか?

いや、そもそも襲われないのかな…。

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