アリー/ スター誕生のXXXのネタバレレビュー・内容・結末

ブラッドリー・クーパーは元々好感度が高い俳優だけど、今回の役でまた好感度が上がった感じ。
ガガのステージをみて涙ぐんじゃう可愛らしさに繊細さ、それを人に指摘されても変にごまかさない素直さ、その裏返しで傷付きやすくてダメな奴というキャラクターがすごく良かった。
成功していく女に嫉妬する男、というよりもほとんど一体だった二人に距離ができてしまったことに耐えられなかった弱い男とそんな男を心から愛してしまった女の悲恋の物語だと思った。
判断に困ったのがガガが売れていくときにクーパーが否定してしまったポップ路線の曲。
ガガ自身がスターダムにのし上がった過去の楽曲が良すぎるから、単に出来のイマイチな曲で注目されてしまったように見えて説得力が半減してしまった…
かなりの難題だとは思うけど、ガガのパフォーマンスが本物なだけに、テレフォンやバッドロマンスレベルの名曲を用意すべきだったと思う。