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ハイヒール革命!のhaiziのレビュー・感想・評価

ハイヒール革命!(2016年製作の映画)
2.6
“自立”と“孤独”か...( ゚д゚)ウーム

昨今よく巷で話題になるジェンダーバイアスについて考えさせられた。

前半はトランスジェンダーの主人公ナツキちゃんの学生時代の再現ムービーが中心。トランスジェンダーの方々の多感な思春期の苦悩とか、受けた偏見とかが描かれていて、ほんのちょっとだろうけどトランスジェンダーの方を理解する入り口にはなったような気がする。

それにしても、濱田雅臣くんの可愛らしさよ♡
お肌の透明感なんて若き女子達が羨むレベルではないかしら??

中学時代の担任はクソだと思うけど、世の中いい人ばかりじゃないしね。
その後、スカートを履いて登校するのは凄く勇気のいる事だっただろうな。。。
理解あるお母さんや学校や友人に出会えて、本当にナツキちゃんはラッキーだと思うけど、最終的にはナツキちゃんの勇気と覚悟の賜物✨
カッコいいよ✨ナツキちゃん♪♪

考えさせられたのが後半。
前半で戦っているナツキちゃんを観て応援していたからこそ、ちょっとがっかり↓↓↓
大人になって、自身と同じトランスジェンダーの恋人も出来て、これから女性としてのラブラブ💛な同棲生活満喫するのかと思いきや、まーーーぁ、ナツキちゃんの生活の自堕落な事よ(;'∀')💧💧

自分語りでゴメンナサイなんだけど。。。
うーーーーーんと昔、新宿二丁目の近くの職場で仕事をしていた事があって、その頃足繫く、ゲイバーと云われるお店に通っていたのよね。

若造の私が通っていたのはお値段もお手頃なアットホームなお店だったんだけど、とにかくフードが美味しかったのを覚えている。
お通しのありきたりなお料理もひとひねりあって凄く美味しい。
あの時に吞みながらゲイ(オネェ?!)の方に教わったレシピは今もかなり使わせて頂いている。楽しかったなぁ。。。

あの時、女の私は思ったのだわ。
“女になりたい男性は、女ではないからこそ女らしさ(料理とか家事全般とか。。。)を追い求めるんだなぁ。”って。
だから、本作後半のの怠惰なナツキちゃんを観て、一瞬、ちょっとがっかりしちゃたんだけど、私も家事とか苦手だし、かなりズボラなくせに、己の事を棚に上げて何云ってんの?!!って感じよねぇ。。。

常々、、、人をカテゴライズしないで、個と関係性を持っていきたいと思っているつもりでいたんだけど、本作を観て私の中にも、古臭くてダサい“家事=女らしさ”みたいなバイアスが働いてると感じて“はっ!!”とした。
ヤダゎ、私ったら、前時代的な価値観のババァになりかけてるじゃん!!

己の中のジェンダーに対するバイアスに気付けただけでも、観て良かったかな。

だけど。。。。“映画”としてはどうだろう( ゚д゚)ウム
深夜のドキュメンタリー番組を観たような感じだった印象...💧💧

はるか昔、ガキンチョだった私の相手をして下さった二丁目の方々、お元気かしら。
久しぶりに発散しに行きたいなぁ。。。🍺
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