夏色ジーン

幼な子われらに生まれの夏色ジーンのレビュー・感想・評価

幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)
4.0
感想川柳「始めから 困難な道と 思えばいい」

予告が気になって観てみました。。φ(..)

中年サラリーマンの信と妻の奈苗はバツイチ同士で再婚し、奈苗の連れ子である2人の娘とともに幸せに暮らしていた。奈苗の妊娠が発覚し、長女が「本当のパパ」に会いたいと言いはじめる。前の父親である沢田とはDVが原因で離婚していたため、信と奈苗は長女が沢田と会うことに反対するが、長女は父親としての信の存在自体を辛辣な言葉で否定する。そんな長女を前妻との間に生まれた実の娘とつい比べてしまい、現在の家庭を維持することに疲弊した信は、新たに生まれる命の存在すらも否定したくなる心境になっていく…というお話。


つい先日『パパVS新しいパパ2』を観て、継親、連れ子の大変さは伝わってきましたが、いかんせんコメディなのでちょっとユルい。この作品は『年頃の娘』という想像しただけで身震いするような状況。(゜〇゜;)

お父さんは「出向」という名の左遷と義理の娘の反抗期でヤラレ気味とはいえ、あそこまで辛く奥さんに当たるもんですかね?(;・ω・)長女と奥さんへの態度がイライラしてしょうがなかったです。

実の家族でも上手くいかないこともあるのに、血の繋がらない家族で上手くいかないのは当たり前。スムーズに関係を築けたらラッキーくらいの気持ちで望むと思うし、多少の揉め事では挫けない覚悟がなければ再婚なんか出来ないと思ってます。( ´△`)でもそもそも上手くいかない前提で考えれば何てことはないのかもしれない。

たぶん自分は肝心な時に「黙って」しまう性分なので、前の嫁さんとはケンカにならず向こうはイラついたでしょうね。(((^_^;)でも酷い言葉を投げつけるよりマシだと考えています。頭で考えてるのと口から出る言葉にギャップがあって誤解されるパターンが多かったもんで。m(。≧Д≦。)m頭の中では「どう言えば上手く伝えられるのか?」というのを必死に考えて黙ってしまうのは悪い癖だとも分かってるんですが…(;´д`)

まぁ昔より大人になったからこその考え方だと思いますけど(゜゜;)寺島しのぶの「理由は聞くのに気持ちは聞かないのね」という言葉は地味に痛い。orz

もちろん離婚せずとも初婚で連れ子パターンもあるだろうし、こういうの見て結婚や子供って面倒くさ( ・ε・)と思うのも全然今は不思議ではない。ただこんなことを経験しないと得られない充実感があるのも間違いない。

クドカンのろくでもない元ダンナ役は上手いなぁと思いました。いつもボンヤリした役のイメージなので。(゜〇゜;)

んでまず(^_^)/~~