パルパティーン

ワンダー 君は太陽のパルパティーンのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.5
また号泣する映画に出会った。

オギ―が主人公だけど関わりのある周りの登場人物の視点でのストーリーも進んでいくからつらいことや共感することが多々あり、そこでも泣けるとこがありもう涙腺がもたない。両親や姉もいろいろつらい思いをしているがそれを忘れさせてくれるぐらいオギ―の笑顔が素敵である。

この映画を見て人と関わる上での視点が変わったような気がする。「その人をよく知るためには、その人をよく見ること」この言葉にはとても響いた。この映画はとても魅力的なセリフが多く、響く言葉が多い作品である。

個人的にはスターウォーズのキャラであるチューバッカやシディアス卿が出ていたのはとても嬉しかった。チューバッカの出演が多く最高であった。

オギ―の行動で周りの子たちが変わっていくところがもう最高である。特に、ジャックである。ジャックがいい奴すぎるのも泣けてくる。最初はみんな近寄ろうとしないが、必然とオギ―にみんな近寄ってくる。彼には何かしらみんなを引き付ける能力や魅力があるのだろう。

姉の演技の発表会では演技の中と現実を重ね合わせていてより、姉に感情移入をしてしまった。そこではミランダの思いがあるが、この物語ではミランダが少しでもいいから報われて欲しかったなと思っている。

泣いたところが二か所あり、1つ目は最初の学校行くところでスペースロケットを打ち上げるような残り10秒を数えるところである。それを見送る両親。あの数え方と両親を見てもう泣いた。なんでだろう。2つ目は最後の修了式のところである。校長の言葉とお母さんの今までのフラッシュバックここのセットで号泣。母親の言葉であなたは奇跡よでもう感激して、その後の学校の生徒とのハイタッチ、ジャックとの熱いハグ。もう
こらえきれなかった。全体の雰囲気もほっこりしていてとても見やすかった。

オギーの一歩踏み出すことを決意した心意気が本当に素晴らしい。そして、それを行動に移したこと。周りに流されずに自分で決めたことが素晴らしい。自分は周りに流されやすい人間かなと思うので、オギーの周りの友達の立場に当てはまると思う。自分はどうしたいのかをはっきり決めないといけないよねと考えさせられる映画でもあった。


2021年109本目