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ワンダー 君は太陽のEEのネタバレレビュー・内容・結末

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

・主人公は病気を背負ってるけど、理知的で発想がクール。
勿論、周りからの誹謗中傷に涙を流すシーンもあるわけだけど、冗談がうまくて相手に言い返したり、相手を揶揄うようなところもあるから、そこまで「可哀想な子の感動ストーリー」という圧を感じない。
むしろ前半はオギーの
(無論、ストーリーはオギーが段々と周りから受け入れられていくような流れではあるんだけど)

・むしろこの作品は、「病気持ちの弟がいる姉」の視点で葛藤や悩みを描いているところが好きだった。
→オギーと姉は仲良く、姉もオギーを愛している。けれども、特に母がオギーを特別可愛がる分、自分にそのしわ寄せが来て中々目をかけられていない。
(愛されていないわけではなく、彼女を手取り足取り手伝う余裕がない)

・あと、最もオギーと対立するクラスの優等生が、最後の最後までオギーに意地悪をして、結果学校を停学(おそらく転校?)するところ。
最後に本人は反省したような感じだったけど、両親は「オギーが悪い。何でも彼を受け入れなくてはいけないのか」というスタンスでブレなかった。
→個人的には、こういうスタンスの人が登場人物として出てきたことも「感動ポルノ」の圧を生まない"上手さ"だったかなと。(そういうスタンスの良し悪しは別として、こういう考えの人が一定いるのは確かな訳で。)
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