Toriko

ワンダー 君は太陽のTorikoのネタバレレビュー・内容・結末

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

静かな強さを持ったオギーと、その家族の大きな愛情が伝わる素敵な映画だった。

「顔は人の過去を示す地図」という母の言葉。歳を重ねるにつれて、シワやシミ、傷ができたりする。目尻の笑い皺と眉間の皺だったり、普段から口角が上がってるか下がってるかでどんな人か想像できる。オギーの手術を重ねた顔は、病気や手術に耐えた顔だから醜くないと説明する母が強くてかっこいい。

ブラウン先生の序盤の格言と校長先生の言葉には共通点があっていい学校だと思った。
正しさは時に人を追い詰めるから、好きな人には言葉や態度で大切であることを示してあげたい。

オギーとその周りの人の物語が繋がる構成になっている。
人の立場に立って状況を見ることの大切さを、最後にオギーが言った「相手を知りたかったら、よく見ること」で表現されていた。

人と過去は変えることはできないから、自分と未来を自分が納得できるかたちで取捨選択することも大切。
人として大切なことがギュッと詰まっていて、子どもができたら見せたい映画。
Toriko

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