名作と言われる作品が見たくて。あらすじは知ってたので色んな意味で考えさせられるだろうーなと思い逡巡してたけど、見て良かった。とにかくオジーとその周りの人たちみんないい人すぎた。意図するところとは違うかもしれないけど、オジーから一歩踏み出す勇気を貰える。五月病は全員見よう。御涙頂戴なのは分かってるんだけど結局こういうのに弱い。泣かされる。
ストーリーとしては想像できる通りであって、子供の素直な残酷さは見てて辛かったけど、意外とコメディなところもあって微笑ましく楽しめる部分もあった。
オジーだけにスポットライトが当たるんじゃなくて周りの人達にもフォーカスするのが、とても良かった。特に姉とジャック。
姉は一体この現状をどういう風に捉えてるんだろうって最初から気になってたし、親友のジャックの思いや考えも知りたかったから、どちらも深掘りされて良かった。どんな話にも2面性があって双方からの話を聞いてやっと理解し合えるんだなと思わされる。
そして、この家族は今は明るく愉快に過ごしているけど、ここまでの過程は絶対想像し得ない苦難があったはずなのに、今の形があるのは夢を諦めた母の力が大きかったのだろうとは思うけど、個人的にはバラバラにならなかったのは誰よりもみんなに寄り添っている縁の下の力持ちの包容力のお陰だと思う。そんな親父が最高でした。めちゃくちゃ刺さったし憧れる。
スターウォーズ好きにもオススメな一本です。
