今回はワンダー 君は太陽です。世界観はきっと星のせいじゃないに似てました。主人公のオギーは生まれつき体が不自由で、手術で健常者レベルの身体になりましたが、顔には手術痕が残っています。オギーは今まで自宅学習でしたが、五年生から学校へ通うことにします。そこで経験するさまざまな体験がメインストーリーです。しかし、オギーの体験だけではなく、その周りの友達や姉などオギーを中心とした「子ども」に焦点を当てたストーリーになっています。まさに「オギーは太陽」です。邦題の副題は良かったんじゃないかなと思います。オギーを嫌う人や、姉、友だちが抱えてる心境は、様々で、それぞれがそれぞれに悩んでいて、人はあなたの受ける印象通りの人間ではありません。実は印象とは真逆のことを考えていたり、ほんとはとても辛い思いをしていたり、それ故に言動が厳しくなったり。
オギーは辛い思いを経験していきますが、次第に周りの子どもたちが彼の魅力に気づいていきます。そしていつしかオギーを中心にみんなが回り始めます。まさに「太陽」です。そしてオギー自身、宇宙が好きです。宇宙飛行士の布団に、誕生日にもらったヘルメットをかけて外出します。これは顔を見られないためで、いつも被ります。そしてこういった経験が、最終的に相手の気持ちになって考えることにつながり、自分は偏見を持たないように、と学んでいきます。こうしてオギーは成長していきます。ちなみにこの作品にはスターウォーズのキャラクターがいっぱい出てきます。オギーが好きなので。
ストーリーは、ちゃんと展開があって2時間の映画に要所が抑えられていた感じでした。おもしろかったです。色々な子どもの視点で描かれてていたのも個人的に好きでした。ただ、少し物足りないというか、まあ物足りないというよりドラマ化してもう何話か足してもっと観てみたいなという感想でした。そこは省かないで欲しい…！みたいな。演技も特に子役は良かったです。オススメなので、ぜひ映画館でみt…って映画は終わったので笑、DVDを借りて観てみて下さい。
