トランスマスター

ワンダー 君は太陽のトランスマスターのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
5.0
#185 オギーを中心とした太陽系

生まれつき遺伝子の関係で顔に障害を持った少年(以下オギー)の姉が主人公。
少額5年生まで自宅学習をして小学校に入学したオギーが、周りの好奇心やいじめと向き合いながらも関わる人間も成長させていくほっこりストーリーです。

◆良い点/注目ポイント
・道徳を強調した作品でなく、クラスメートの小さな勇気がかっこいいです。一番クールなのはアフリカ系の少女サマー。
・オギーの靴を見ただけでその家族の経済状態まで推測する洞察力や、主人公ヴィアの親友の変貌など結構身近にある描写もリアルで映画の世界に引き込まれます。
・校長と先生が人格者過ぎて凄い。さすが私立。
ダンブルドア校長・マクゴナガル先生のようです。
ダンブルドア校長のロンがマルフォイを殴った時の処分や、その暴力に発展した要因を見抜いている点も、マルフォイの両親が寄付金や教育委員会の知人の圧力にも屈しない点も見事です。
・淡々と友達が増えていく単純なストーリーではなくマインクラフト仲間で親友のロンが、ハロウィンの日にマルフォイに放った言葉など予想外の展開もあります。

◆改善点
・ヴィアの親友のキラキラ女子の舞台の自主的な降板は、少し過剰な自己犠牲です。

◆総括
・電車で通勤しながら見ていましたが、涙が出てきて大変でした。
BGMも映像にマッチしていて2019年12月現在私が見てきた185本の映画のうち上位5本の指に入るオススメ映画です。

以下ネタバレです。







涙腺決壊ポイント(電車注意!)
・ジャック(以下ロン)が、オギーと初めて一緒に給食を食べるシーン。
・ジュリアロバーツが、学校の校門で待っていたらロンと一緒に話しながら出てくる場面。
・ヴィアが、彼氏にオギーの事を告白した時。
・サマーと初めて給食を食べた時。
・サマーキャンプでのストリートファイトで、マルフォイの取り巻きに認められた時。

-2019年185本目-