ささかまん

ワンダー 君は太陽のささかまんのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
5.0
もはや、映画というより教材
未見の方は必須の道徳の授業だと思って見るべし!

さいきん見た映画が4.0点止まりで中々面白いのに出会えないなぁと思ってた中で急に5点満点!

これはすごいよ、学ぶことしかない

あらすじは
「僕は普通の10歳の子じゃない」--オギーは遺伝子の疾患で、人とは異なる顔で生まれてきたが、両親は息子を外の世界へ送り出そうと決意する。だが、5年生で入学した学校で、オギーはいじめや裏切りなど初めての困難と出会う‥

という感じで、なんか話のオチとかも想像できそうないい話系ね かと思ったら想像以上に心に響くし、この歳になってティーンエイジャー達からたくさん学ばされた

なにがすごいって、まずは主人公のオギーはもちろんすごい。普通に生まれてきた自分にとっては想像もできない辛さだと思う。それを乗り越える姿ってのはどんな人間でも熱いものを感じると思う。

でも、こういうドキュメンタリーとかって、その障害者とか家族ばかりにスポットが当たるから、共感しているようで実は全く共感できてない、というかできるはずがない

この作品が感動する1番の理由は自分たちみたいな普通の人目線でも描かれていること。
それもいろんな人の目線で描かれてるから、自分を投影したようなキャラクターが誰かはいて、誰が見ても共感できるポイントが出てくると思う。

実際、そういう障害者がいたらダメと言われても好奇の目で見てしまうのは仕方のないことだと思う。大事なのはその後にどうするのか。
そんな当たり前そうなことだけど、改めて学ばされる作品でした。

にしても、仕事で結構メンタルやられてる時にオギーの頑張ってる姿見たら、こんなんでめげてるんじゃないとだいぶ励まされました
このオギー演じたジェイコブ・トンブレイ君は将来が楽しみですねぇ

あと、個人的な話ですが、オーウェン・ウィルソンは特別好きな俳優という認識は無かったのですが、就活でメンタルやられてた時期に見た「インターンシップ」といい窮地に僕を助けてくれるようです。
シリーズ物を除いた満点つけた作品に複数出演してるのは彼だけかも!
今宵、ファンになることにします!笑