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ザ・ブック・オブ・ヘンリーのkazataのレビュー・感想・評価

2.0
『ジュラシック・ワールド』に次ぐコリン・トレボロウ監督作のどメジャー・ユニバーサル映画!&ナオミ・ワッツ主演!&さらに『ルーム』のジェイコブ君!+『IT/イット』のジェイデン君!まで出演しているにも関わらず、もしかしたらこのまま日本未公開かもな作品(?)なんで、見逃すまいとDVD輸入して意気揚々と鑑賞するも……これはこのまま未公開で致し方ないのかも、なトホホ映画でした。(いやいや、これはある意味で、全てが間違った方向に導かれてしまった“逆ミラクル作品”かもしれませんね)

天才少年のジェイデン君は、隣家の同級生の女の子が継父から虐待されていることに気づき、彼女を救おうと密かに継父殺害計画を立てるが、、、難病で自分は実行できず。そこで、ダメ母だったナオミ・ワッツがジェイデン君の意思を継いで計画を実行に移そうとする話──なんですが、いろいろとツッコミどころ満載というか無理があり過ぎて全くノレないまま。

途中までの“感動の家族ドラマ”パート(ここぞとばかりに出てきては泣かせにかかるジェイコブ君!にやっぱり涙しそうになっちゃうのだけれど…)と、後半のお粗末な“サスペンス”展開からの“御都合主義”展開炸裂という謎のアンバランスさに、感動を通り越して唖然・呆然・愕然としてしまいました。

……このキャストで普通に真正面から家族ドラマを描いた方が良かったんじゃないでしょうか。
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