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潜水艦クルスクの生存者たちのmurafishのレビュー・感想・評価

4.2
これぞ、映画。
様々な点において、名作だった。
最初から最後まで、目が離せなかった。

海軍軍人たちの、固い結束と強い無念。
ロシア上層部の絶望的な姿勢。
家族の悲痛な思い。悔しさ。
イチ観客として、いつしか物語の登場人物たちとシンクロするような気持ちになり、再会を願い続けた2時間だった。

役者たちの覚悟もひしひしと伝わった。
マティアスはじめ男たちはもちろんのこと、マティアスの妻役のレア・セドゥがいい仕事をしていた。

ひとつだけ口出しするとしたら、邦題は『クルスク』だけでよくない??なんでこういう説明的な邦題にしてしまうんだろう… センスを疑う。

ラストのシーンからエンドロールにかけて、動けなかった。
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