2000年8月12日、プーチン大統領の元で軍事的な演習に参加した、ロシア軍の戦術原子力潜水艦クルスクが北極海の水深108メートルの海底に沈む。
その前に起こった、2度に渡る爆発音を探知したイギリス海軍からの援助要請を断り続けた挙句、乗組員118名は全員殉死。
最後まで望みを捨てずに救助を待ち続けた、ドミトリー大尉をはじめとする23名の搭乗員は艦尾タービン室から発見され、彼の遺した手紙から最後の時が伝わって描かれた当作。
こうしてみればそもそもの事故もさることながら、救出の遅れも含めて、タイタニック号の悲劇と同じくらいな人災でしかないと思えます。
避暑地ソチで知らせを受けながら、具体的な救出策を講じなかったプーチン大統領は、今だにロシアを率いてウクライナを侵略し続けています…