さとう

古都のさとうのレビュー・感想・評価

古都(2016年製作の映画)
3.0
川端康成『古都』のその後を描く後日譚。
二組の母と娘をもう少し平等に扱って欲しかったなぁ。

まず、松雪泰子の一人二役がアンバランス。こちらを立てすぎてあちらが立たぬ残念な出来栄え。着物が似合い過ぎて・・・
娘二人も設定が極端すぎて、どうしても呉服屋の方が主人公感。そのせいで、ラストシーンもなにか通じ合うモノが感じられません。

京都とパリ。この二つの『古都』を映像的に楽しめたので、そこそこ満足感はありました。
さとう

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