2作続けて、数学者のお話。
切ないけれど、力強い人生の物語でした。
主演はグウィネスパルトロウ。彼女は、元気いっぱいで溌剌とした役より、この作品のような繊細で暗い感じの役が似合う。
アンハサウェイがその対極か。
アンソニーホプキンスにジェイクギレンホールと魅力的なキャストが嬉しい。
ジャケ写からはラブストーリーのような雰囲気が漂っているけれど、ひとりの女性の再生の物語だ。
数学者の娘で、自身も数学の才能を持つキャサリン(グウィネス)は、精神を病んだ末に亡くなった父を思い、悲しみに暮れている。
キャサリンの人物像が、頭が良く、論理的で、気難しい皮肉屋という感じだったので、父の教え子であるハル(ジェイク)とのベッドインのスピード感には驚きました。
あんまり明るい要素はなく、終始、グウィネスの悲壮な表情が続く作品だけれど、キャサリンにはまた元気よく数学頑張って欲しいなと思いました。
ハルが「君の人生だ 自分の頭で考えろ」と言っていて、わたしも思いました。
…よし。これから白ごはんとべったら漬けのシンプルなお昼を取ろうと。