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コレットのGrのレビュー・感想・評価

コレット(2018年製作の映画)
4.7
評価はあんま高くないけど、めちゃめちゃ好きだった!!

ポスターの「オードリー・ヘップバーンを見出した女性」ってコピーは正直必要ない。興味を引きたかったんだろうけど、むしろオードリーの話が出てこないことにがっかりさせられちゃって、勿体ない。コレット彼女だけでこんなにも魅力的なのに。

1890年代、フランス。
天才作家の妻でありゴーストライター。
実在した作家コレットのお話。

設定はありがちなゴーストライターものだけど、コレットの生き方、変わり方が胸に響いた。
田舎育ちの「従順」なコレットが、妻でありゴーストライターであるという夫に嵌められた(ある種自分で)型を抜け出し、「自分らしさ」を獲得してく様が凄まじくかっこいい。

なんといっても、キーラナイトレイ。私この作品でファンになっちゃったかもしれない!男装した瞬間、エジプト劇、最後の喧嘩。1人の今を生きる女性として、見惚れた瞬間が何度もあった。

コレットがコレットとして本を出すに至ったのは、ある意味この男が死ぬほどクズだったおかげでもあると思う(笑)
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