フランスで最も有名な女流作家と言われたコレットの自伝的物語。
ありきたりな田舎の娘だったコレットが15も年の離れた作家、ウィリーと出会い結婚する。
パリへ移り住み華々しいベルエポックの世界へと誘われるものの、いつしか夫のゴーストライターとなってその才能を開花させていく。
田舎暮らしの夢見る少女が、夫の手助けのような形でペンを取り始めそれが爆発的に売れるのだけど、彼女は陰日向で支えるような哀れな女ではないところが良い。
自分らしく、幸せに生きた女性のなんと素晴らしいことか。
キーラナイトレイもますます好きになった。