劇場にて「ここに座っていいか」の問いに誰も答えない。
このフィルムにあえて残したその場面。
伝統からの脱却。改革。
しかしそれは
パリ・オペラ座が担うべきだったのか。
そこは疑問。
美しいダンサー。美しいコンテ。
裏を支えるスタッフそれぞれの揺るぎないプライド。
バレエの公演を作り上げる記録映像としては素晴らしい。
その中で、おそらく監督自身が気づかずに発している数々の矛盾や拙さが、鑑賞後のモヤモヤに繋がっている。
4ヶ月後、か。
思ったより早かったかな。
いや、そんなもんか。
追記。
スコア高めなのは、観ておいてよかったなという気持ちから。
映像も美しいし、バレエも好きだからね。
ただ、やはり、モヤモヤはしてますよ。
かなり。