ゆのは

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦のゆのはのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

エンスラポイド作戦とは、
ナチスの高官であり
チェコの総督、
ユダヤ人問題の最終的解決
(ホロコースト)の実行者
とされている
ラインハルト・ハイドリヒ
の暗殺計画を示す。

時代に翻弄されながら
祖国のために最後まで
勇敢に戦った男たちの物語。

前半から漂う張り詰めた空気、
後半は壮絶な銃撃戦の末、
あまりのショックに言葉を失う。

これは、ただの英雄物語ではない。

鑑賞後に残るのは、
大きな喪失感と虚無感、
救われない思い。

戦争映画は今までも何作品か
観たことあるが、
ここまで絶望的な作品は
久しぶりである。

作品全体を通して、
特に印象に残っているのは、
作戦を実行する前に取り乱す
ヤンにヨゼフが
寄り添うシーンと、
銃撃戦の最中
ブブリークにヤンが
寄り添うシーンが重なるところ。

「臆病者は本当に
死ぬまでに幾度も死ぬが、
勇者は一度しか
死を経験しない。」という
シェイクスピアのセリフ。

コンタクト付けて
なかったから(言い訳)
何度か字幕読み飛ばして
しまったり、
通信の不具合で?
画面がフリーズ
したのがほんと残念。

いずれにしても、
傑作であることには変わりない。
辛いけどもう一度観たい。
ゆのは

ゆのは