最後にサイコーーー！って叫んでしもうた、最高。
この監督はTITANE一発目に観たけどこっちの方が好きだ！
TITANE同様タイトルの出し方かっこいいね！
音楽もいい！今回のオルガンみたいなやつかなり好き
車の事故も大好きだね
かゆそういたそう。
だけど本作はかなりエンタメ色が強くて
作品と自己の境目が曖昧になる感覚はあまりなかった。
でも正直これくらいでちょうどいい。
TITANEが100としたら60くらいにはまだマイルドかな
とんでもない主人公ではあるけど、
「確かに牛肉やら豚肉食べるのにみんな獣医になるのか…」という矛盾がきっかけで
主人公に感情移入して観れるのが構造としてすごい。
幼少期に親に必要以上に排除されたものを、
大人になってから取り戻そうとしてしまうのわかる。
けどそれを「肉」をメタファーに演出するのはエグすぎる。
何かしらのメタ的なメッセージをこういうアイコニックでパンチのあるものに落とし込むのがこの監督うまいなあ…………
地獄を癒すには結局同じ地獄にいた人と舐め合うことしかできないのか…と思うと苦しい。
喧嘩のところと、血に塗れた血の繋がった姉妹を見て感極まってしまいましたね、ラスト20分でまさか泣くとは…
なんだけども、どんでん返しというか最後の最後で、
やはり人を地獄に引きずる人もまた同じ地獄で苦しんでいるのだという紛れもない事実を突きつけられて
アアアア〜と完全に降伏しましたよ、私は。
ストーリーが丁寧にこんなに作り込まれてるのに、
演出としてのホラー/スリラーを怠らないのもまた最高。
主人公は今までの人生のフラストレーションの中で
勉強でどうにか自尊心を保っていたのだろうけど、
そこを否定されて何かしらの救いを求めるのは仕方がないことだよ…
(と、同時にそういう幼少期の何かしらを否定されて
それで血迷って性に奔放になってそこで自尊心を取り戻そうとする女性って
一定数いるよなというところは一般的にも言えるよな〜と思ったり)
一通り作品を見た後に、あのハサミ事件のときの姉アレックスの涙を考えると
また何重にも深いものがあるな……
洗面台のところとか割と丁寧な伏線で助かるね。
他にも、冒頭の猿と人は一緒？のところで、
一緒だと答えられる危うさに、あの時点で私たちも気付くべきだったね…………
寝る前になんかみよ〜のノリで観たのに
アドレナリンバチバチに出ました。寝れません。
^_^以下好きだったシーン^_^
冒頭のパーティーのシーンだけで元取れる
吊るされてる羊やべー
動物愛護団体にギリギリ怒られそう
トイレで話しかけてくれた過食嘔吐してる女の子がよかった
入れ歯おもろ、ない指の爪噛もうとするシーンやば
シーツから撮るの好きだなあ
クラブのシーンでこっち見てくるのえぐう
悪魔祓いみたいなセックスやべえ
