碧

東京喰種 トーキョーグールの碧のネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

現在と喰種に共通する部分もあると思ったのは、どこにも行けず誰にも会えない。

喰種は生まれた時からずっと。

そんな中を生きる彼等から学ぶことはあると思いました。

観るのは二回目です。

清水富美加さんの演技が好きでした。

雛実ちゃん役の桜田ひよりさんが嵌っていると思いました。

色々レビューを聞きますが、自分は実写第1作好きです。

擬音のような物音が聞こえてくるような、後味でした。

本能に抗えない、理性で制御できない苦しみ、大切な親友を食べようとしてしまう苦しみ、愛する人の料理を身体が拒絶する苦しみ、人を食べることがどれ程の罪か知っていてそれでも食べ続けなければ生きられない苦しみ

主人公が1日やそこらで耐えられず発狂して絶望する、産まれたときからそんな地獄を生きる苦しみ

世界が優しかったらきっと誰もが弱いままでいられるだろう

立場が違えば気付けない景色、この作品でも重要な主題の一つだと思います。

この主題は普遍的なものですが、それ故に考え続けたい事でもあると思います。

どれだけ想像できるか難しいけれど、想像をやめたら悲劇の連鎖、思考し続けたいです。

世界はそもそも矛盾だらけ

誰もかれもが正しいまま生きられるわけじゃない
碧