溝口のいわゆる「芸道三部作」で見らる日本精神主義の立場をさらに推し進めてゆけば、日本人の精神性の根源、主君に対する忠義心に行き当たるのであり、それは、「忠臣蔵」において祝祭的に表象されるのである。…
>>続きを読むクレーンを多用しているので、奥行きのあるかなりモダンな映像なのは確か
また1分〜数分程度の長回しで構成されていて、会話の臨場感もある
が、とにかく話に抑揚がないので、面白い映画ではない
それと元の…
忠臣蔵 櫻花の巻/菊花の巻(1959年)
東映、182分、カラー
元禄忠臣蔵 前篇・後篇(1941年・1942年)
松竹、112分・111分、モノクロ
忠臣蔵2作品、観た。@U-NEX…
太平洋戦争開始時に情報局管理下で作られたという名匠・溝口の忠臣蔵。前後編で220分という長尺ながらアクションが殆ど無く、長回しワンカット撮影で会話劇がただただ続くという構成だ。
近年再評価されたとい…
原寸大の松の廊下が凄すぎる。無駄にでかいのとワンシーンワンカットのオンパレード。音楽も、とにかく間延びした音楽で眠気を誘うことは必至。前進座総出演なので、それなりに観れる。新藤兼人が建築監督になって…
>>続きを読む刃傷沙汰の末、殿が切腹した家老大石内蔵助の苦悩を描く。
浅野内匠頭が切腹して吉良上野介に討入りを!というノリではなくて苦悩する大石内蔵助に焦点を当てる新鮮味。
次第に家来の信頼を失い家族も失う内…
松竹株式会社