髙田由美

愛しすぎた男 37年の疑惑/ニースの疑惑 カジノ令嬢失踪事件の髙田由美のレビュー・感想・評価

3.7
なんだこの邦題は。ぶち壊しじゃないか。意味違うし、変な副題付けて安っぽくなってるし。邦題で損している作品。
原題は「私たちが愛し過ぎたあの人」って意味。
久しぶりに「ベティ・ブルー」的エキセントリック・ラブ系フランス女性の映画観たわ。

ヒロインは、どこかで見たことのあるガラスのような瞳…と思ったら「燃ゆる女の肖像」の子だった。徐々に自然に狂気を帯びていく様がなかなかの見もの。

カトリーヌ・ドヌーヴは流石の安定感。に加え、あまり見られない貧乏な普通のお婆さん姿。灰色の乱れ髪にカーディガン姿のゴージャスではない彼女。良い。とても良い。何をやらせてもやはり大女優である。

この二人の女優を見る作品。
ストーリーは事実に基づいちゃってるから、結末とかまぁまぁまぁ…って感じかな。
髙田由美

髙田由美