女はきっと男に対して安定を求めるんだろうけど、男は浮雲みたいに形も曖昧でどっちつかず、都合いいんだ
最後は一月に35日間雨が降る地
そこでは皆に奥様と呼ばれ
いちおうの安定が訪れる
雨雲が不動でい…
1955年東宝。映画は1945年の復員からスタート。回想で仏印での農林省の富岡と助手ゆき子の出会いが語られる。さらに時間は進行するなかで、このゆき子の仏印行きにも背景があることがわかってくる。焼け残…
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これまで観た成瀬作品よりスケールの大きいダイナミックで恐ろしいメロドラマだった。時代のうねりもありながら、両者の立ち位置や感情が大きく移り変わり、終わりが見えないまま徐々に奈落に近づいていくよう…
シネヌーヴォで成瀬巳喜男監督特集がやってますが、忙しくてなかなか都合が合わないのでU-NEXTで初鑑賞しました。
物語はわかりやすく、映像はとても丁寧に撮られていて、さすが名監督と言われる方の作品…
必見映画選リストから視聴。
成瀬巳喜男の撮る男性が嫌な奴すぎて耐えられない。驟雨、山の音…まだあまり鑑賞していないけれど、戦後の陰鬱な時代背景も相まって感心してしまうくらいで…勉強のためとはいえ耐え…
消費される映画と対極にあるように感じた。カメラの取り方、音楽に派手さが一切なく、ただただ、心情の揺れを物語と役者の演技で描く。一途なゆき子がただただ悲しい。世話するわけではなく、女中にゆきこになにか…
>>続きを読む戦後という時代背景があるにせよこの明らかなクズ男に縋り付く女の気持ちが現代を生きる自分には分からなかった。自分に振り向いてくれないと少しでも勘付いたら去っていくものじゃないの?最初期の岡田茉莉子の存…
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