PERSPECTIVE

浮雲のPERSPECTIVEのレビュー・感想・評価

浮雲(1955年製作の映画)
5.0
あまりにも寒い日々における、存在すら許されない者達の腐敗臭と断末魔。

写されるショット一つ一つに登場人物の感情がすさまじい密度で刻まれていて、それのミニマルな繰り返しに終始する映画に恐怖を抱きながら、だんだん狂ったように心地よくなる。そして最後には居てはならないところに引きずり込まれるのだ。
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