プニプニ拳

TOKYO INTERNET LOVEのプニプニ拳のレビュー・感想・評価

TOKYO INTERNET LOVE(2016年製作の映画)
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わたしはインターネットを3・4歳から使い始め、SNSにのめり込んだのが高校生のときなんですけど、そのときに出会った音楽の趣味が合う友達や、ライブで一緒に下手に固まって最前で観ていた友達とわたしより少し大人の方々、わたしを少しの間だけ好きになってくれた男の子のことを思い出した。あれだけ毎日タイムラインが盛り上がっていたのに、今もなお繋がりつつも自分もみんなも少しずつ熱が冷めていってしまうことは淋しくもありコレが文化なんだな、と考えさせられた。でもこの映画でこういうインターネットによって世界が広がる感覚や、インターネットでしか味わえなかった暖かさと高揚感のようなものをわたし以外の同世代の人も感じていたということを目撃できてうまく言えない気分になった。たぶん嬉しいのだと思う。

余談ですが、舞台挨拶で早口で話す監督のスズキケンタさんが、最後に一言を求められたときに「今日は観に来ていただいてありがとうございました」を噛んで笑っていたのが可愛かったです。
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