ゆっきー

ひと夏の秘密のゆっきーのレビュー・感想・評価

ひと夏の秘密(1979年製作の映画)
3.5
これは武田一成の中でもトップクラスでは?
とある島で牛の角1本を巡る因縁を描いたロマンポルノ。登場する3人の男が全員主人公の原悦子を強姦しようとする地獄。射的をバシバシ当てることで実家であることを演出するのが良い。運動が先に来ている。

原悦子の気だるさがかなり良かったのと、射的の空気銃が武器になるのも面白い。
登場人物達は昼間から寝ており、画面も昼なのか夜なのか分からない暗さがありそこが良い。夜の場面はいわゆる「アメリカの夜」の手法で撮られていると思う。

『ひと夏の秘密』の牛の骨、『主婦の体験レポート おんなの四畳半』のストーカー男の骨(宮下順子は腟内にそれを入れていた)、『おんなの細道 濡れた海峡』の抜けた歯。

武田一成はやたらと骨を主題にしている。。。
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