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ハウンドのhideharuのレビュー・感想・評価

ハウンド(2015年製作の映画)
1.8
2019.9.19 DVDを再見。
安定のアサイラムクオリティ。
安い、アホ、必ず1人くらいは過去に人気のあった俳優が出ているの三拍子。ただ今回は比較的真面目な展開でワザと笑えるようなトンデモ展開ではない。

ある晩の流星雨が降りそそぐが、なぜかそのいくつか(かなり大量に)が田舎の街に落下する。その影響で飼い犬から野良犬まで凶暴になり人間を襲う。それだけ。なので同じようなシーンの繰り返しとなりかなり退屈する。流星雨が落下してるのに爆発もなければ地響きさえ起こらない。ゆっくりソフトに落下したのでしょうね。

そして何故その隕石の影響で犬が凶暴になるのか理由が全く説明されない。猫や他の動物は特に影響を受けていないようだし。人間を襲うだけじゃなくて食べちゃってるし。金が掛かるので描写はありませんが人間だけじゃなくて一応家畜も襲ったようです。
とにかく安い映画なのでどの襲撃シーンにも犬は5~6匹程度しか登場しませんし、ほぼ同じ犬を使い回しているように見えます。人間のエキストラよりも犬のレンタル代のほうが高いのでしょうね。

食い散らかされた人間の死体もたくさん出てきますが噛みちぎられたと思われるヒロインの友人の首が切断された生首のように転がっていましたが多分、別の映画で使ったダミーヘッドでしょうね。何度か犬が千切れた手首を咥えてトットコ歩いているシーンがありますがこの手首も同じものを使い回していそう。

脚本も酷いというか、脚本あるのか疑わしくなるほど適当でいきあたりばったりな感じを受けました。よくまあこんな映画にロブモローが主演してますよね。日本では「クイズショー」くらいしか知られていないかも知れませんがアメドラの「ノーザンエクスポージャー」で一世を風靡したロブモローがこんな映画に出るなんて。ハリウッドの浮き沈みの激しさを物語っていますよね。
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