ゲロ

ジーザス・クライスト=スーパースターのゲロのレビュー・感想・評価

2.0
クリスマスにわざわざ見た。キリスト系の学校を出たからには退屈するような内容だった。
推し、燃ゆが推し活について宗教的な意味を込めているのを読んだが、神という言葉が何を指すのかを改めて考えた。かつては超人的な力を神話にしたためていたと思うが、推し事は神話たるのかと考えるとうーんと思った。キリストのイリュージョンはまごうことなく神話だと思うが、昔の昔のそのまた昔はもっと欲望に忠実に生きられた。だからいくらでも驚きにのめりこめた。だから神話になれた。神話を凌駕する神話になった。
神様とは何か考えることになるけど、ここで出てくる神とは人が担う役割と役割の間に起こる軋轢を擬人化したものなんじゃないかと思った。神は時代と共に形を変えている。キリストの言葉や意思も今となっては消費活動をするためのきっかけになっている。未だに御言葉を乞われるキリストが気の毒になったクリスマスだった。今年のクリスマスは渋滞だの繁忙だの、御霊たちによるエラーが多発して起こったと感じているが、今もどこをさまよいあてばいいのかわからない御霊たち、そして私たちの欲望を鎮めるべく、これからもイエスの言葉は、クリスマスというイベントは必要なのかもしれない
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