少年と別れたあと、都会のど真ん中に車を停止させ、突然赤信号なのにアクセルを踏むというシークエンスが怖すぎる。ブルーノ・ガンツの顔からも死相が滲み出てる。
回想へ入る1カット処理はとにかく撮影の力が…
◯第51回パルム・ドール。
◯今まで見たアンゲロプロス作品で、一番難しかった。回想が、だれが、いつ??という感じになってしまった。
◯詩によく喩えられるけど、ほんとそんな感じ。こんなこと表現して…
このレビューはネタバレを含みます
老人アレクサンドロスは重病を患ったために翌日から入院することが決まる。
愛犬と散歩に出たアレクサンドロスは街で車の窓拭きをして生計を立てる難民少年と出会う。
難民少年が人身売買の男たちに連れ去られ、…
ギリシャの巨匠 テオ・アンゲロプロス監督作品
死を強く意識した老作家と難民の子供との1日間の交流を、詩情豊かに描いた人間ドラマ
奥ゆかしく知的で哲学的でもあるアンゲロプロス作品は、芸術という言葉…
うーん。難しすぎてな。ゆったりしてるけど緊張しっぱなしの不思議な映画だった。時間の中に存在してたらこれから起こることと今まで起きたことが混在するから、永遠性を獲得することはできない。だから本当の永遠…
>>続きを読む人生最後の日に、意識の中でシームレスな過去と現在を行き来する。
絵画的イメージの洪水の中で、後悔を背負った男の孤独な姿が突き刺さる。
いつでも人はその瞬間にしか生きれないから、大事なものを見落として…