反復の映画。反復することによって「呼び戻す」という詩歌と映画の力を惜しみなく露呈させている。窓や砂浜はもとより、国境線の異様なフェンスの光景すら、踊る結婚式を眺めるために柵に上る子供たちにつながる。…
>>続きを読む私も堺をさまようように
完全にラストまで作品に引き込まれていきました
自分は何も成しえず下書きしか書いてこられなかったと言う詩人の人生最期の日
記憶と願い
後悔と気付き
生と死
想像と言葉
問い…
旅芸人の記録とほぼ同じ手法で、自伝ができるとな
詩人と少年
犬を預ける
母との確執
妻との確執
少年の友の死
行かないでおくれ
バスの中の音楽隊
バスが行った後の黄色いレインコート
車内でお別れ
…
この作品で世俗的なことを一瞬でも思ってしまいそうになる自分に腹が立つ。
美しくって、幻想的で、だけれど哀しい。
そんなに生きるのって哀しくて辛いかもしれないけれど、ある意味で礼賛にも近く感じてしまう…